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ハイヒール/姿勢/変形 [徒然なるままに]

女性のクライアントさんには、必ずお話しすることなのですが、
ハイヒールを長時間はかないこと、パンプスも必要なときだけ、ということです。

理由は単純明快、人の身体はそれらを履くようにはできていないからです。

いや、フツーに苦もなく履けますよ、という声も返ってきそうですが、もう少し言うと、
身体はかかとを高くして姿勢を保つようにはできていない、のです。

highheel.jpg


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ロルフィング/メディア掲載/Barefoot [徒然なるままに]

年の瀬なので、今年ストラクチュラル・インテグレーションが
マスメディアに取り上げられたものを集めてみました。
まだいくつかあった気がするのですが、憶えているものだけ。

これは最近の記事で11月16日付。

usatodayhealth.jpg USATODAYの記事

こちらは「New York Times」紙の10月6日付。
nytlogo152x23.gif New York Timesの記事
アメリカでメジャーな情報番組(かな?)「the Today Show」 でも紹介されました。
このときに出演したのは、上記のNYTの写真の方と、
Rolfing界では重鎮的存在のJan Sultanです。

古くから統合医療に取り組む医師として、日本でも
「ナチュラル・メディスン」や「癒す心・治る力」などがロングセラーの
アンドルー・ワイル博士のロルフィング推奨記事も今年1月に記事が出ていました。
Andrew weilさんの推奨記事 (抜粋)


しかし、今年は急にメディアに取り上げられることが多くなったなあ、
と思ってみていたのですが、考えてみると、
Barefoot Runningのムーブメントも影響しているのかもしれません。

今年の1月に発表された、カリフォルニア大学のLieberman教授の論文以降、
かかとで着地しない走法が一部のランナーの間で盛り上がりを見せています。

細々と信仰者?を増やしてきたBarefoot(=Forefoot)Runningですが、
ここに来て有名大学の教授から後押ししてもらった形。
ランニングシューズメーカーにとっては一大事で、
オーバープロネーションなどランニング障害の数々がかかとを保護する
シューズにあるという結果が示されました。
ランニングシューズなど履かずに、裸足(Barefoot)で走れ、と。

まあ、いきなり裸足は無理ですが、徐々につま先着地へフォームを移行
していくことは、長距離を走るランナーや、生涯、長くランニングを楽しみたい
ランナーにとっては十分価値のあることです。

そのためには、厚くクッション性能に優れ、アーチがサポートされた
いまどきのハイテクランニングシューズではなく、
なるべく薄く柔らかで、平らなソールのシューズが適しています。
裸足感覚を謳った、ナイキのフリーなんてのもありますが、
あれはまたちょっと違うんですけれどもね。

人が運動をする時にどんな動きが自然で、身体に負担をかけないのか。
ロルフィングにはずっと当たり前だった考え方が、
ランニングの分野から注目され始め、身体構造のあり方、機能性などに
関心を持つ方が増えてきたのかな、と思います。


日本でも「Tarzan」や、誌名は忘れましたが女性誌に取り上げられたりしました。
が、海外の紹介に比べて、まだまだ扱いは小さいですね。

近年、国内のストラクチュラル・インテグレーションの施術者が増え始めているので、
徐々にですが知名度も上がってくると思います。

ぼくの通ったGSIは、まだ日本でのトレーニングクラスを開講していないので、
GSIブランドで施術をしたい場合は渡米する必要がありますが、
RIは不定期ですがすでに日本でもクラスを開催しています。
「ロルファー」を名乗って施術をしたい場合は、RIに通う必要があります。

まあ、養成校は数あれど、どこもアイダ・ロルフ博士のレシピの下に、
ベーシック10を学ぶというところは変わりありません。


健康を考える時に、人間としての自然さを考えるのは大切なことです。
”自然”という言葉を使うこと自体、そして自然を意識せざるを得ない状況こそ
不自然なんだという意見もありますが、いまさら戻れないところまで
文明は発展してしまっています。

中途半端な自然や環境啓蒙活動は所詮起業のプロパガンダでしかないわけですが、
それに踊らされないためにも、自分の中を出来るだけ自然に保ちたいものです。

もちろんカラダだけでなく、はたまた食事だけでなく、生活習慣だけでもなく、
全てがバランスされ、調和された時に人は一番生きやすいのだと思います。

2011年の目標のなかに、ちょっと自分のことを考える時間、機会を
取り入れてみませんか?


では、また。

代替療法/ボディワーク [徒然なるままに]

以前、ホメオパシーについて書いたときに、クライアントさんからも聞かれることが多かったのが、
そもそも「代替療法」ってのが、よくわからん、と。

リハビリのこと?とか、お医者さんですること以外は代替療法ですよね?とか、
東洋医学のことでしょう?とさまざまな認識らしいです。

辞書なんかですと、
「近代的な西洋医学以外の方法による治療法の総称」
なんて出ているのですが、現場からすればちょっと物足りないな、という感じです。

きっと皆さんの頭の中には、代替療法の”対極”として、
西洋医学、近代医学があるのではないでしょうか。

もとは、Alternative Medicineの訳として「代替療法」とされたのがいつからかは知りませんが、
この語訳だと”取って代わるもの”という印象が強いですよね。代わりの方法。

しかし、実際は
「Complementary&Alternative Medicine」
といわれ、
「補完・代替医療」
というのが、欧米での使われ方です。

つまり、西洋医学に替わるもの、だけではなく、
補完・相補(complementary)、補い合うものでもあるべきなのです。
完全に取って代わる必要などはないですし、
それぞれの特徴、強みが活きてこれば、受ける側のメリットは高いものとなります。

「補完・代替医療」には、さまざまなものがあります。
インドのアーユルヴェーダ、イギリスのホメオパシー、
中国の針、ハーブ療法は欧米では盛んですし、
アロマ発祥のフランスでは医師会が正式にアロマセラピーの認めて、
医学部のカリキュラムにも含まれているそうです。
そのほかにも、食餌療法、催眠療法、リフレクソロジー、オステオパシー、
ゲシュタルトセラピー、レイキなど、まだまだあります。

working.JPG

そしてストラクチュラル・インテグレーションのようなボディワークも
これに分類されると思います。

「補完・代替医療」の特徴としては、
対症・部分治療を得意とする近代医学とは対照的に、
手法は千差万別あれど、たいていの場合はホリスティック(全体的)に
人を捉えて扱うことがあげられます。

日本の医師会においては、残念ながら「補完・代替医療」を認め、
有効に取り入れていこうとする動きは、まだまだごくわずかです。
このあたりは、現在の科学でエヴィデンスに基づく証明がなされない、
という理由なのでしょうけれど、ぼく中では二の次です。
素粒子かその先の研究が進めば、もうちょっと新しいことが見えてきそうですけどね。
(このあたりのスタンスは以前の記事を参考にしてください)

しかし何を選択するか、というのは簡単なことではありませんので、
なんとなく”お医者さん”へ行ってしまうのもわからなくはありませんが、
それぞれ得て不得手があり、現在の医学も万能ではありません。

特に慢性的な症状で長く通院して、治療法(や薬)は変わらない、
症状もさほどの変化は感じられない、という方は
一度、自分に会うものがほかにあるかどうか、探してみる価値はあります。

もちろん、他力本願ではなく、自分でできること、改善できることがあるのであれば、
何よりもまずそこからスタートするべきでしょう。
と、言うよりそれが一番大切なところでもあります。

現代医学も代替療法も、何をしているかといえば
人の持つ治癒力をサポートしているに過ぎません。

逆に捕らえれば、その治癒力をサポートするために、
自分の現状を客観的に判断し、有効な治療、対処を選ぶのです。



では、また。


日本語耳/赤ちゃんの発達 [徒然なるままに]

かつては仕事で英語を使うことになるとは思いもしていなかったのですが、
なんだかんだ成り行きで、英語が必要になってしまいました。

英語ができると良いな、使いたいな、仕事で覚えなくては、
いろいろな方がいると思いますが、英語が身につかない原因のひとつが、
発達心理学の面からも研究結果が出ました。(Developmental Science誌)

rossetta.jpg
(別にどこかの回し者ではありません)

これからは、英語ができないのは「日本語耳」のせいにしよう!
日本語の音韻体系は、英語習得にものすごく不利なんです!


ぼくのしているボディ・ワーク(徒手施術)”Structural Integration ”は
今のところ日本に常設校がないので、ほとんどの方は海外で学んできています。

しかしながら、ぼくは決して満足な英語の能力があるわけではないので、
少なからず苦労しています。いくらかましにはなってますが・・・。


さて、その「日本語耳」とは何ぞやと言いますと、
日本語の音韻体系がしみついた状態ということです。

日本語は、母音だけか、子音+母音で成り立っています。
この子音だけが連続することがない、という言語が世界的にみれば珍しいのです。

赤ちゃんのスーパーマンぶりは知れるところとなりましたが、
成長するにつれて必要のないと思われる能力は失われていきます。
「日本語耳」もそんな中で形成されます。

研究結果では、「日本語耳」は生後14ヶ月までに
身につくという結果が出たそうです。

日本語耳が形成された後の日本人は、母音がない外国語を聞くと
日本語の音韻体系ように「い」とか「う」といった母音を勝手に補足して、
聞きなれた日本語のように修復して理解しているのだそうです。

これがまた話すときにも影響をして、
いわゆる日本語英語といわれるような発音にもつながるのだとか。

日本とフランスの赤ちゃんで比較して、生後8ヶ月の段階だと、
どちらの国のこどもも子音が連続した単語を聞き分けたようです。
ところが、生後14ヶ月になると、日本の赤ちゃんはそれが区別できない。

よく捉えれば日本語の音感を学習した、ということでもありますが…。


文明の中で生きていると忘れがちですが、
われわれの身体は動物としての能力、感覚がベースです。
どの能力必要か?というのは、言葉を変えると
生存のために必要なものは何か、です。

しかし、生存環境(衣、食、住)が動物的なところから劇的に変化した現代では、
司令塔である脳は比較的簡単にだまされます。

これは言語や知能だけの話ではなく、
「人」として、心身ともに全人的に成長、成熟したいならば、
誤って身につけてしまったからだの情報、癖や習慣」
(それが肩こりや腰痛等を引き起こす原因になります)
を修正することは必須事項です。
Structural Integration は、そのためのもっとも有効な手段の一つです。

英語から身体の話にすりかわりましたが、
英語は身につかないのは開き直って終わりかというとそうではなく、
英語耳を作る、日本語耳を矯正していくことも、もちろんできます。
単純に読む、聞く、話す時間を増やしていくだけなんですけれども…。

・・・時間ないもんねー。
でも、効果のほどはたしかなようです。



では、また。

ホメオパシー災害? [徒然なるままに]

なんだか、苦境に立たされる同種療法:ホメオパシー。
いたるところでヤリ玉に挙げられています。

remedy.jpg
  レメディーに使われる砂糖玉

本国イギリスでもその効果を否定されてしまい、
王室ご用達の自然療法も、なんとも肩身の狭いものです。

で、ホメオパシーについてのぼくの意見はというと、
「大いに結構」です。

ホメオパシー以外の代替療法もそうですが、
手法やエビデンスの有無によらず、
クライアントのQOLが向上するのであれば、それは有用であり
他の人がとやかく言うことはありません。

ホメオパシー以外にも、例えば日本に古くから根付いている
鍼灸治療も学術的には効果なし、とされています。
もちろん科学的な証明のあるものが正で、
そのほかが悪という考えはぼくにはありません。
(あればこんな仕事していませんね。。。)

科学が間違っていることも、解明できていないことも
世の中には山ほどありますから。(歴史的にも)

しかし、問題なのはホメオパシー災害になるような
患者側の妄信や、あたかも万能であるかのような売り込みで、
やはり是正されるべきだと思います。

結局のところ、受け手が賢くならないといけないのかな、とも思います。
偏った情報や物事の一側面しか見ないなど、客観性に欠ければ、
正しい判断は確立できません。

少なくとも症状の診断に関しては現代医療に軍配が上がります。
世の中には卓越した、摩訶不思議な能力を持つ方もいますが、
あらゆる人に対して平等な機会にはならないので、
スタートは病院での診断にあっていいとも思います。
(とんでもない医者や誤診ももちろんありますが)

そして、その後の治療方法は、個人の判断で。

緊急性や、全体としての健康状態、免疫力、体力などなど考慮しながら、
自分にとって望ましいと思われるものを選ぶのです。


さて、ロルフィングはといいますと、
創始者アイダ・ロルフ自ら、ロルフィングは完全でない、と明言しています。
そして、ストラクチュラル・インテグレーションの10シリーズは
始まりでしかない、とも言っています。

まあ、マイナーなおかげもあって、
他方面からの風当たりもさほどではないですね。

ぼくがストラクチュラル・インテグレーションを仕事とするのは、
自分自身、施術を受けて変化が「始まってしまった」のと、
その奥深さというか可能性に魅了されているからです。
いまや人生の指標です。

この「始まってしまった」感覚、
自分の人間としての可能性の蓋が開いてしまったかのような感覚、
まだ見ぬ潜在能力の未来への高揚感は、やはり受けてみないとわかりません。

まだ始まっていない人!
始めちゃいましょう、ストラクチュラル・インテグレーションで!
(・・・キワドイ売込みしてる?)


では、また。

ジャンクフード/薬物中毒/肥満 [徒然なるままに]

「慢性的に甘いもの、スナック等を欲しがる脳は
 薬物中毒と似た脳の状態。」

5人に1人は軽度のうつ症状を持つとまでいわれる現代、
その始まりが肥満や生活習慣、姿勢にもあることは周知の通りです。

肩こり・腰痛などの慢性的な痛みや、
身体についての何かしらの不快感を解消したいとなると、
S.I.を利用して姿勢の改善をすることが大きく成果を上げます。

身体の設計図には、例えば猫背や内股は含まれていないので、
その状態で身体機能が滞りなく発揮されることはなく、
そのアンバランスの代償を強いられます。
それが様々な不快症状であり、免疫力の低下や精神的な不安定感
につながることもあるわけです。

ですが、身体をどう良い状態で維持していくかとなると、
やはり姿勢だけでなく運動・栄養・休養のバランスも大切です。

セッションの中でも、
生活習慣や食事の話になることは度々あります。
もちろん私はそちらの専門家ではありませんが、
様々目にする書籍やニュースと、
自分の身体で実践、体感していることはお話します。

そんな中で、意外と男性にも多い「甘党」、
それも重度(?)の方に、ドキッとする記事を見つけましたので
ご紹介したいと思います。

「高脂肪食品は麻薬にも似た中毒症状で脳を冒す」
cake29.jpg

フロリダのPaul J. Kenny博士(分子治療学)の研究だそうです。
高脂肪食品:いわゆるジャンクフードの類、
ケーキやスナック、揚げ物やファーストフードなどですね。

中毒症状が怖いのは、もっと欲しい、という欲求のために
そのほかの感覚が麻痺していくことです。
脳がバランスを欠いた状態です。
ドーパミンの働き方が、制御できなくなるようです。

世の中には、何故?と思うような事件事故も多いわけですが、
正常であれば認識できる、いいこと、わるいこと、
というような単純な平衡感覚すらも、持ち得なくなるというのは
本当に恐ろしいことです。

私はまだそこまでではない、とお思いのあなた!
徐々に進行するから、誰しも自覚症状ないままに
戻れなくなるのですよ!

兎にも角にも、
心身のリセットはストラクチュラル・インテグレーションから。
カラダの平衡感覚とココロの平衡感覚、その相関関係やいかに!?

では、また。




モナリザ/ダ・ヴィンチ/解剖学 [徒然なるままに]

ストラクチュラル・インテグレーションは、
10回のセッションからなるシリーズが基本にあります。

その7回目は、頭を上手に身体に載せることを
ひとつの目的としているのですが、
その第7セッションを考える時にいつも思い出すのが
皆さんご存知、この「モナリザ」です。

Mona_Lisa.jpg

「モナリザ」には、様々な憶測があり、研究がなされています。
モデルの女性から、背景にいたるまで、
顔半分ずつ違う人物だとか、完全に空想だとか。

いずれにしても、それ以降の肖像画に大きな
影響を与えた作品には変わりないようです。

ところが、ぼくらボディ・ワーカーから見る「モナリザ」は、
美術家、研究家の方とは幾分違っています。
なんとも”むずがゆい”のです。

ダ・ヴィンチの多才ぶりも有名ですが、
解剖を学ぶものにとって彼は、やはり先進的で
後に大きな影響を残した人物なのです。

より精密に人物を描くために、というのが定説ですが、
とにかくその時代の誰よりも解剖、人体構造に
長けていたのではないかと思います。

その彼が描いた絵が、”むずがゆい”。
どういうことかというと、理想的な美しい人体を
知っているはずなのに、骨格や筋肉が微妙に”ずれている”のです。

もう、本当に”何故?”の世界です。
どうしてそう描く必要があるのダ・ヴィンチさん!
観ていると、も~ムズムズ・・・。
この人治したいがな、ってなもんで。

完璧さをあえて捨て、不完全に仕上げたことが、
人々を知らずに惹きつける理由のひとつなのかもしれません。

皆さんも大きなモナリザを前にする機会があったら、
是非その姿、ポーズ、表情をよ~く観察したり、
正確にまねてみてください。

きっと面白い発見がありますよ。


では、また。


カラダのメンテナンス [徒然なるままに]

身体を整える仕事をしていると、よく聞かれるわけです。

「日頃から、どんなことしているんですか?」

そんな質問をされる方の頭の中では、きっと、
”毎日ストレッチしているんだろう”
”トレーニングも欠かさないんだろう”
”早起きしてジョギングしてそう”

などなど、いろいろ想像をしているようですが、
何のことはない、簡単なメンテナンスをしているだけです。

ぼくのサイトのプロフィールにもあるように、
アウトドアで身体を使う、遊ぶことはすきなのですが、
仕事をしていればそうそうフィールドに出かけることもできません。
それは会社勤めの皆さんと同じです。

ただ、身体に関しては、もちろん人一倍知識もありますし、
調和のとれた身体を持つというのは、ひとつの大きなメリットとして、

「崩れる前に気づくことができる」

ということです。

rolfbody.jpg

痛いとか、重いとか、いわゆる慢性症状をお持ちの方は、
何かしら原因があるのですが、それに対処しないまま
”もう戻れないところ” まできてしまっているんですね。

ストラクチュラル・インテグレーションの基本10シリーズを受けて、
身体が調和されるということは、感覚的にも大きな変化があり、
動きが悪くなってきているとか、
癖が出てきたなとか、
これはちょっと良くないぞ、に敏感になります。

そこらでサクサクっと、機能的なエクササイズをしておけば、
身体の状態を保つことはさほど難しいことではありません。

もちろん、スポーツに向けた身体づくりはまた別ですし、
能動的に取り組んで身体機能を回復させたほうがいい人もいます。
また、エクササイズも目的とする部位や機能でさまざまですが、
純粋にメンテナンスでしたら、
毎日欠かさず30分!とかいったことは必要ありません。

明日から4月です。
何かしらはじめたくなる季節ですが、ナニゴトも
本質は意外とシンプルだと思います。
考えてばかりでスタートできなかったり、
3日坊主だったりせずに、
何かちょこっと、変える始める、してみましょう。

では、また。

川の流れと体内の流れ [徒然なるままに]

”行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず”
- 鴨長明「方丈記」

鴨さんは、俗世を眺めてこう記しましたが、
ロルフ博士は身体を観て同じようなことを言いました。

身体の中に流れるもの…、血液?リンパ?…とお思いですか?
人の身体は60兆のも細胞でできているといわれます。
それらが常に代謝し、機能に破綻がないように保たれます。
その自然の流れに逆らい、悪い生活習慣、食習慣などで
強度に破綻した状態が病気や不快な慢性症状です。
つまり人の身体は、絶え間なく流れる川のように変化を続けていて、
機械のように壊れたら取り替える、というのでは成り立たないのです。

その変化のベクトルを修正して行くのが、
ストラクチュラル・インテグレーションでもあります。

健康な人であれば、2~3年でほとんどの細胞が入れ替わります。
60兆÷2年=…一日にどれくらいかお分かりでしょう。
ずっと同じ自分でいるつもりでも、身体はまったく別物です。

S.I.のセッションでも同じで、前にも触ったことのあるところへ
再び手を当てる時も、そこは既に違う場所。
計算や先入観を捨てて、常に新しい全体を捉え、
”今”の全てと向き合っていく必要があります。

goraiko.JPG

身体、健康、仕事、人生の未来は”今”がつくる結果です。
陽はまた昇りますが、いつものことも
新年また心新たに。

今年もよろしくお願い申し上げます。


では、また。

人体の不思議展 in 名古屋 [徒然なるままに]

名古屋駅近くで開催中の
「人体の不思議展」に行ってきました。

jintaifushigi.jpg

解剖のテキストや図鑑で身体の中身を見ることは多いのですが、
かつて実際に世を歩いていた人を見ることはなかなかありません。
また、書籍では正面や側面と決まった方向から示してあることがほとんどなので、
様々な角度から眺めることで、またちょっと違ったイメージにもなります。
もちろんこうして開催されるのは、専門性のない一般の人向けですから、
さらっと歴史を含めたり、どなたが見ても楽しめる良く工夫された内容です。

いずれにしても、ここまで親しみやすい(?)人体標本も珍しいので、
まだ見に行ったことがない人は是非一度見ておくといいと思います。
名古屋は来年1月の上旬までで、そのあとは熊本らしいです。
全国の主要な都市を一定期間ごとに巡っていますので、
公式サイトで確認して、お近くで開催されるときは見逃すべからず!

「人体の不思議展」公式サイト

名古屋会場はミッドランドスクエアのすぐ裏のブロックで、
名古屋駅から歩いてもすぐです。

解剖された(元)生身の人間なのですが、ぐちゃぐちゃどろどろ状態ではなく、
グロテスクな感じはまったくしないキレイに仕上げられた標本たちです。
脊髄と骨髄はまったく別物、みたいな豆知識パネルも多く掲げられていて、
わりに小さなお子様連れの家族もいました。

お土産用(?)グッズもなかなか面白くて、
骨ボールペンや脳みそストラップなど、なかには会場限定品もありました。
まあ、あまりたくさんは付けたくないですけれども・・・。
タイミングよく時間が空いて、よい息抜きになりました。

S.I.を受けた後のクライアントさんにも勧めています。
自分は何をされていたんだろう、とか、
大切な骨格構造や主だった筋肉の話はするので、
皆さん興味深く閲覧してくるようです。
さすがに筋膜の標本まではないですけれどもね。


では、また。
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