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モナリザ/ダ・ヴィンチ/解剖学 [徒然なるままに]

ストラクチュラル・インテグレーションは、
10回のセッションからなるシリーズが基本にあります。

その7回目は、頭を上手に身体に載せることを
ひとつの目的としているのですが、
その第7セッションを考える時にいつも思い出すのが
皆さんご存知、この「モナリザ」です。

Mona_Lisa.jpg

「モナリザ」には、様々な憶測があり、研究がなされています。
モデルの女性から、背景にいたるまで、
顔半分ずつ違う人物だとか、完全に空想だとか。

いずれにしても、それ以降の肖像画に大きな
影響を与えた作品には変わりないようです。

ところが、ぼくらボディ・ワーカーから見る「モナリザ」は、
美術家、研究家の方とは幾分違っています。
なんとも”むずがゆい”のです。

ダ・ヴィンチの多才ぶりも有名ですが、
解剖を学ぶものにとって彼は、やはり先進的で
後に大きな影響を残した人物なのです。

より精密に人物を描くために、というのが定説ですが、
とにかくその時代の誰よりも解剖、人体構造に
長けていたのではないかと思います。

その彼が描いた絵が、”むずがゆい”。
どういうことかというと、理想的な美しい人体を
知っているはずなのに、骨格や筋肉が微妙に”ずれている”のです。

もう、本当に”何故?”の世界です。
どうしてそう描く必要があるのダ・ヴィンチさん!
観ていると、も~ムズムズ・・・。
この人治したいがな、ってなもんで。

完璧さをあえて捨て、不完全に仕上げたことが、
人々を知らずに惹きつける理由のひとつなのかもしれません。

皆さんも大きなモナリザを前にする機会があったら、
是非その姿、ポーズ、表情をよ~く観察したり、
正確にまねてみてください。

きっと面白い発見がありますよ。


では、また。


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