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代替療法/ボディワーク [徒然なるままに]

以前、ホメオパシーについて書いたときに、クライアントさんからも聞かれることが多かったのが、
そもそも「代替療法」ってのが、よくわからん、と。

リハビリのこと?とか、お医者さんですること以外は代替療法ですよね?とか、
東洋医学のことでしょう?とさまざまな認識らしいです。

辞書なんかですと、
「近代的な西洋医学以外の方法による治療法の総称」
なんて出ているのですが、現場からすればちょっと物足りないな、という感じです。

きっと皆さんの頭の中には、代替療法の”対極”として、
西洋医学、近代医学があるのではないでしょうか。

もとは、Alternative Medicineの訳として「代替療法」とされたのがいつからかは知りませんが、
この語訳だと”取って代わるもの”という印象が強いですよね。代わりの方法。

しかし、実際は
「Complementary&Alternative Medicine」
といわれ、
「補完・代替医療」
というのが、欧米での使われ方です。

つまり、西洋医学に替わるもの、だけではなく、
補完・相補(complementary)、補い合うものでもあるべきなのです。
完全に取って代わる必要などはないですし、
それぞれの特徴、強みが活きてこれば、受ける側のメリットは高いものとなります。

「補完・代替医療」には、さまざまなものがあります。
インドのアーユルヴェーダ、イギリスのホメオパシー、
中国の針、ハーブ療法は欧米では盛んですし、
アロマ発祥のフランスでは医師会が正式にアロマセラピーの認めて、
医学部のカリキュラムにも含まれているそうです。
そのほかにも、食餌療法、催眠療法、リフレクソロジー、オステオパシー、
ゲシュタルトセラピー、レイキなど、まだまだあります。

working.JPG

そしてストラクチュラル・インテグレーションのようなボディワークも
これに分類されると思います。

「補完・代替医療」の特徴としては、
対症・部分治療を得意とする近代医学とは対照的に、
手法は千差万別あれど、たいていの場合はホリスティック(全体的)に
人を捉えて扱うことがあげられます。

日本の医師会においては、残念ながら「補完・代替医療」を認め、
有効に取り入れていこうとする動きは、まだまだごくわずかです。
このあたりは、現在の科学でエヴィデンスに基づく証明がなされない、
という理由なのでしょうけれど、ぼく中では二の次です。
素粒子かその先の研究が進めば、もうちょっと新しいことが見えてきそうですけどね。
(このあたりのスタンスは以前の記事を参考にしてください)

しかし何を選択するか、というのは簡単なことではありませんので、
なんとなく”お医者さん”へ行ってしまうのもわからなくはありませんが、
それぞれ得て不得手があり、現在の医学も万能ではありません。

特に慢性的な症状で長く通院して、治療法(や薬)は変わらない、
症状もさほどの変化は感じられない、という方は
一度、自分に会うものがほかにあるかどうか、探してみる価値はあります。

もちろん、他力本願ではなく、自分でできること、改善できることがあるのであれば、
何よりもまずそこからスタートするべきでしょう。
と、言うよりそれが一番大切なところでもあります。

現代医学も代替療法も、何をしているかといえば
人の持つ治癒力をサポートしているに過ぎません。

逆に捕らえれば、その治癒力をサポートするために、
自分の現状を客観的に判断し、有効な治療、対処を選ぶのです。



では、また。


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