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感情は心の中に?頭の中に?いや… [アイダ・ロルフの言葉]

最近のクライアントさんで、
人に触れられることが苦手な方がいます。
とてもくすぐったがりなのです。

皮膚感覚が敏感なのでしょうか?
それほどくすぐったく感じない人は鈍感なだけ?

仕事として人をたくさん触っていると、
どうも違うように感じます。
”くすぐったさ”も、ひとつの身体の防衛反応ではないでしょうか。

ゆっくりとセッションを勧めながら、
私の手と、そしてクライアント自分自身の感覚と向き合っていくうちに、
その”くすぐったさ”が消えていくことがよくあります。
私の手に危険性を感じなくなったのか、
ただ慣れただけなのか、それはわかりません。

しかし、たいていの場合、その下から出てくるのは

”痛み”

です。

S.I.的に見るならば、それは結合組織が望ましくない状態に
あるところに見られる症状です。硬縮したり癒着したり。

それは繰り返しつくらざるを得なかったパターン(身体の動き・反応)
の表れとも言えます。

S.I.を確立したIda Rolf(アイダ・ロルフ)博士の言葉を思い出しました。

IdaRolf.jpg
↑ アイダ・ロルフ博士

”Connective tissue is the medium of emotion"
「結合組織は感情の媒体である。」(…たぶんこんなかんじ。)

つまり、くすぐったさのある人、場所には、簡単には人に踏み入られたくない
感情や痕跡をしまいこんでいるのかもしれません。
もちろん、本人すら気づいていないことのほうが多いです。

但し、彼女の言葉には多分にアソビしろがあるというか、
額面どおりに受け取ってそれきりということはまずないので、
今回の言葉ももう少し奥行きがあります。
と言うか、かなりありますので、全部を書くつもりはありません。
また機会あるごとに、少しずつ。

施術の経験をつむほどに感じるのは、やはり人は部品の集まりではなく、
そこにある全てが必要で、その調和があって初めて人なんだということ。

あなたは今 「調和」 を欠いてはいませんか?

多くの場合はS.I.で経験するそれはすがすがしく、しかし時には辛いかもしれませんが、
人として成熟するなかで、自分ひとりでは出来ない自分との向き合い方、
それがストラクチュラル・インテグレーションの体験にはあります。
誰しも、一度は経験してもらいたいものです。

では、また。
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