SSブログ

脱メタボ③/基準は?なぜ腹囲? [健康講座]

メタボ対策などを始める前に、
そもそもメタボとはなんぞや?というところを
実はあまり知らなかったり。。。
という方が多いらしいので、今回はその辺りを。

大抵の方は、ウェストが何cmだか、
太すぎると基準に引っかかるらしい、という認識はあるようです。

とりあえず、メタボリック症候群という言葉の説明からすると
メタボリック=新陳代謝の
症候群=原因ははっきりしないが病気ではなく似た症状の異常
ということです。

で、日本のメタボリック症候群の基準は、

①ウェスト周囲長:男性85cm、女性90cm以上
②中性脂肪値が150mg/dl以上、又はHDLコレステロール値が40mg/dl未満
③最高血圧が130mmhg以上、又は最低血圧が85mmhg以上
④空腹時血糖値が110mg/dl以上

の項目の中で、①を満たし、かつ②~④のうち二つ以上に当てはまる人、
というように定義されています。

ですから、最低限の項目としてあるウェスト周囲長が
まずもって目安になるわけで、お腹が大きい=メタボという
認識が広まったと思われます。

しかし何でウェストの太さで区別するんだ?という疑問もあるかと思います。

これは、お腹が太い=内蔵脂肪型肥満の可能性が高い、という考えからです。
肥満には大きく分けて全身ぽっちゃり型と、お腹だけ出てくる内臓型とありますが、
前者のほうが、糖尿など生活習慣病につながりやすいということです。

外から見て、その人が内臓脂肪肥満かどうかはわからないのですが、
長年のデータから内臓脂肪とウェスト周脂肪は比例していることがわかっていて、
つまりウェストを測ることで、内臓脂肪型を予測できるわけです。

では、なぜこの周囲長が決められたかというと、
おへその高さの横断面で、脂肪の面積が100㎠(平方センチメートル)を
越えていると、様々な病気にかかる確率が高くなるというデータがあり、
これが男性でおよそ85cm、女性90cmが平均値なのです。

いずれにしても、科学的根拠に乏しいとか、諸外国の基準と違いすぎるとか、
様々に意見はあるので、見直されていく可能性はありますが、
CTだのMRIなんかを用いずに、一般の検診で成果を上げるには
これくらいしかやりようがないし、十分な啓蒙にはなると思います。

と、ぼくは思いますが、毎日新聞のこんな記事もありました。
メタボ:腹囲とはやはり無関係?
まあ、嘘は書いてませんが、書き方次第、みたいなトコロはありまして、
関係あるとも立証できなければ、ないとも断言できないですし、
腹部肥満があれば身体構造のバランスが崩れるわけですから、
お腹は出ていない方がいい、のは確かです。

さて、ストラクチュラル・インテグレーションを受けると
身体は確実に動かしやすくなります。
どうにも身体が気になっていて、これから身体を動かそう!
という方の、後押しになれば良いとおもいます。
いくら筋膜をリリースして新しい関係性が身体にできたとしても、
その身体に見合った体型でなければ、いずれ重力に負けてしまいます。

自分の人生を漠然と平均寿命からあと何年くらい、
と考える人もいるかもしれませんが、
どのようにその時を迎えるか?を考えると、
やはり、もう少し身体の知識を持ち、自分の身体について
知ったり興味を持ったり気づいたり、できると、
今何が必要か?が見えてくるのだと思います。


では、また。

タグ:メタボ基準
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。