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北風と太陽~内側からの変化~ [SI的誇大解釈]

イソップ童話の「北風と太陽」、憶えていますか?
外から力を加えるか、内から変えていくか。
機能的で美しい身体を手に入れるならば、
表面の問題にそのつど対処するのではなく、
やはり内側からじっくり変化するほうが最終的には早いのです。

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北風と太陽が力くらべをします。
旅人のコートを早く脱がせたほうが勝ち。
北風は、そんなのへっちゃらと、強風で吹き飛ばそうとします。
しかし旅人は、寒さに加えて強風で飛ばされまいとぎゅっとつかみます。
吹き疲れた北風に代わり、太陽は少しずつ旅人を照らします。
暖かくなり、次第に暑くなり、旅人はコートを脱ぎます。

身体の慢性症状(肩こり腰痛・・・)に悩む人は多くいます。
しかしその痛みや不快感は、あくまで結果であって、
それを取り除くことが問題の解決になることは稀です。
それを引き起こした”原因”の解消に努めるべきだと思うのです。

西洋医学では、痛みが筋肉の炎症であるとわかると、
痛みの原因である炎症を解決しようとしてきました。
(市販の消炎剤のCMも良く見かけますね。)
しかし本当の原因は、なぜ炎症が起きたか、にあるわけです。
多くは、その人の姿勢や身体の使い方にあるわけですが、
じわりと進行する慢性症状のようにその人がそれに気がついていないと、
今有る痛みを取り除いても、当然のように再発します。

さて、イソップ童話をS.I.的に(強引に?)解釈すると、
北風のしようとしたそれは、
表面的な問題の解決に外から強制的な力を使い、
かえって複雑にしてしまうという結果を生み、
太陽は、
じっくりと問題の本質に向き合うことで、
内側からの真の変化をつくったと理解できます。

身体を出来るだけ自然な状態(姿勢、動き、習慣など)に保つこと。
あらゆる問題の根源が、そこには隠れています。
ストラクチュラル・インテグレーションは、
人としての理想的な成熟へ向けた道しるべでもあります。

では、また。
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